土佐豊が引退、年寄「安治川」襲名 3場所ぶり出場も「厳しかった」

[ 2016年1月23日 05:30 ]

引退会見に臨んだ土佐豊(左)。右は師匠の時津風親方

大相撲初場所13日目

(1月22日 東京・両国国技館)
 元幕内で西三段目40枚目の土佐豊(30=時津風部屋)が現役を引退し、年寄「安治川」を襲名した。両膝の故障を繰り返し、3場所ぶりに出場した今場所も2勝4敗と苦しみ「力が入らない。厳しかったです」と引退を決断した。

 東農大卒業後に入門し、11年名古屋場所で自己最高の東前頭筆頭まで番付を上げた。思い出の一番に挙げたのは左膝を負傷した同場所の琴欧洲戦。「ボキッと音がした瞬間が、1年ぐらい夢に出てきた」。ケガに悩まされた土俵人生だった。今後は時津風部屋付き親方として後進を指導する。

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2016年1月23日のニュース