柔道男子の井上監督 レスリング女子の桜花道場“うらやましい”

[ 2015年10月23日 05:30 ]

強化合宿に参加した吉田沙保里(左)と伊調馨

 レスリング女子の全日本合宿が新潟県十日町の桜花道場で行われた。日本オリンピック委員会の活動の一環として柔道やスキーなど他競技の強化担当者が視察。柔道男子の井上康生代表監督(37)は「柔道にもこういう施設をつくっていただける環境があれば」と柔道界にも「虎の穴」設置を熱望した。

 桜花道場は廃校となった小学校の校舎を改築して91年に開場。当初は携帯はつながらず、水も茶色く汚れていた。現在も人里離れた山奥で積む“精神修養”の側面は残っている。「科学的なトレーニングだけでは失われる部分もある」という井上監督からの声に、吉田沙保里(33=ALSOK)も「柔道もここを使えばいい」と歓迎した。

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2015年10月23日のニュース