江里菜 6バーディーで首位発進 お祝い超高級ワイン再び!?

[ 2015年10月23日 05:30 ]

9番Hでラインを読む原江里菜

女子ゴルフツアーNOBUTA GROUP マスターズGCレディース第1日

(10月22日 兵庫県三木市マスターズGC=6543ヤード、パー72)
 原江里菜(27=NEC)が5アンダー、67で回り単独首位発進した。

 充電を完了した原が足取り軽く帰ってきた。ショットが好調だった前半は15、16番でピンにつけて連続バーディー。後半は6番で8メートル、最終9番では15メートルをねじ込むなど今度はパットに助けられスコアを伸ばした。ショットとパットがかみ合っての6バーディー(1ボギー)。納得の単独首位発進に口調も滑らかだ。

 「先週休んで、スイングも調整したし、休養も十分。その成果が出ましたね」。終盤戦に向け、充電したのは体やゴルフだけではない。8月の大東建託・いい部屋ネット・レディースで7年ぶりに優勝。先輩プロのたにひろえが復活Vを祝し、11日に人気イタリアンに招待してくれた。その場でワイン好きの原のためにまず開けてくれたのが高級ワイン「オーパスワン」。「うわ、おいしい!」と感激したその次に出てきたのが、300万円で販売されることもある超最高級赤ワイン、1986年ものの「ロマネコンティ」だった。

 「ほかのワインは舌に逆目に当たる感じだけど、ロマネコンティは滑らかに順目に入ってくる。渋さゼロでぶどう感が凄い!」とプロゴルファーらしい食リポで感激を表現したほどの衝撃だった。ただ、心地よい酔いに浸りながらも「優勝した後の1カ月は不本意だった。仕切り直して、もう1勝したい」と思いを新たに。だからこの1週間は練習重視で調整してきた。

 「ひたすらスコアを伸ばして、良いプレーをすることに集中したい」

 ゴルファーの顔になりつつ、「この先、もう飲むことはないだろうけど…」と忘れられないあの味。確かになかなか出合えない代物だが、このまま突っ走ればロマネコンティ以上の美酒が待っている。

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