日本女子、3班終え首位 塚原監督「若いチームがよくやった」

[ 2015年10月23日 23:23 ]

床の演技を終えた宮川紗江(651)と抱き合う杉原愛子。左端は大喜びの村上茉愛、右端は内山由綺

 体操のリオデジャネイロ五輪予選を兼ねる世界選手権が23日、英国のグラスゴーで開幕した。初日は女子予選の前半6班が演技し、団体総合で3大会連続の五輪出場を目指す日本は223・863点で3班までの6チームで首位に立った。

 補欠から繰り上がった村上茉愛(日体大)が4種目合計で日本勢トップの56・366点を挙げ、寺本明日香(中京大)は55・532点。初代表の宮川紗江(セインツク)が得意の跳馬と床運動で、いずれも14・900点をマークした。

 大会は11月1日までの10日間で行われ、団体総合は男女ともに予選8位以内に入れば五輪出場権を獲得できる。37年ぶりの頂点を狙う男子は25日に予選、28日に決勝があり、内村航平(コナミスポーツク)の6連覇が懸かる男子個人総合の決勝は30日に行われる。この日は白井健三(日体大)が練習会場で調整し、内村と田中佑典(コナミスポーツク)は休養した。

 ▼日本女子・塚原千恵子監督の話 けが人が多い困難の中、若いチームがよくやった。内山と補欠の村上を思い切って代えて良かった。

 ▼寺本明日香の話 跳馬で失敗して申し訳なかったが、みんなのおかげで最後まで諦めなかった。(村上)茉愛が1番手でいい流れをつくってくれた。

 ▼笹田夏実の話 体の調子が悪く、五輪予選の世界選手権も初めてで不安はあったが、まだやるのかというくらい練習してきて良かった。

 ▼杉原愛子の話 段違い平行棒は練習通りにできたが、平均台は緊張しすぎてぐらぐらして反省。チーム一丸となって助け合い、いい雰囲気だった。

 ▼湯元さくらの話 (着地が乱れた)床運動は反省点。4種目に出させてもらって感謝している。(共同)

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