錦織 東京五輪「メダル」へ日清援軍  20年末まで契約更新

[ 2015年7月14日 05:30 ]

応援パッケージのカップヌードルをお披露目する錦織

 日本のエースに東京五輪までの強力なバックアップ態勢が整った。男子テニスの錦織圭(25)が13日、都内で日清食品との所属契約更新会見に臨んだ。12年4月に結んだ3年契約は満了し、新たな契約期間は20年末までの5年間と発表された。

 契約金は非公表だったが、広告代理店関係者は「今の錦織選手なら年間2億円は下らない」と語っており、出来高を加えれば10億円を超える金額が見込まれる。世界で知られるトップアスリートにふさわしい長期大型契約と言えそうだ。

 「自分が世界1位を狙える位置にいることがうれしい。これから先はどんどん上を見て頑張っていく」と語った錦織は、5年後のビジョンも明確だ。「30歳になっていろいろな経験を積んで、絶対に強くなっている。テニスでは4大大会が一番の目標だけど、日本での五輪なので凄く気合が入っている。メダルを獲りたい」と早くもメダル奪取を宣言した。

 ウィンブルドンで2回戦を棄権する原因となった左ふくらはぎのケガは「全く問題ない」と既に回復。復帰戦となる8月3日開幕のシティ・オープン(米国・ワシントン)に向けて練習を順調にこなす日々だ。来月末からは昨年準優勝した全米オープンも控えているとあり「全米オープンにピークを持っていけるように調整したい」と前向きで力のこもった口ぶりだった。

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