照フィーバー!稽古場にファン300人に舌好調

[ 2015年7月6日 05:30 ]

名古屋市内で行われた伊勢ケ浜部屋の激励会に参加した照ノ富士

 大相撲夏場所で初優勝し大関に昇進した照ノ富士(23=伊勢ケ浜部屋)が5日、名古屋場所(12日初日 愛知県体育館)へ向けた稽古を行い、順調な仕上がりを見せた。稽古場のある名古屋市瑞穂区の天理教東愛大教会には約300人のファンが駆けつけ、遠藤級の大フィーバーとなった。

 初日まで1週間に迫った日曜日。新大関をひと目見ようと稽古場にファンが大挙し、土俵周りの人垣は三重、四重にもなった。稽古後は立ち入り制限のロープを越えてファンがなだれ込むほど。以前は逸ノ城らと比べて「オレ、人気ないよ」と嘆いていたが、若い女性ファンからサインや写真撮影なども求められ「ありがたい」と笑顔を見せた。

 白鵬と優勝争いして13勝した春場所からわずか2場所で人気も急上昇。「タイミングを見ていたんだよ。(遠藤、逸ノ城で)相撲人気が出てきて、ここがチャンスだと合わせた。冗談だけどね」とご機嫌だ。稽古では新小結の宝富士、平幕の誉富士を相手に23勝1敗と圧倒。「普通っすよ」と平然と言ってのけた。

 夕方に名古屋市内に行われた部屋の激励会には320人が駆けつけ、周囲の期待はますます高まっている。

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