美香7位「自分を褒めたい」1年10カ月ぶりトップ10入り

[ 2015年4月20日 05:30 ]

最終ラウンド、2番でティーショットを放つ宮里美香

USLPGAツアーロッテ選手権最終日

(4月18日 米ハワイ州カポレイ コオリナGC=6383ヤード、パー72)
 14位から出た宮里美香(25=NTTぷらら)が4バーディー、3ボギーの71で回り通算4アンダーで7位となった。トップ10入りは2季ぶり。6位スタートの宮里藍(29=サントリー)は78と崩れ、通算イーブンパーの18位。野村敏京(22=フリー)は通算1オーバーの25位、上原彩子(31=モスフードサービス)は通算3オーバーの36位、横峯さくら(29=エプソン)は通算4オーバーの44位。金世ヨン(22=韓国)が通算11アンダーで並んだ朴仁妃(26=韓国)とのプレーオフを制し、ツアー通算2勝目を挙げた。

 宮里美が、13年6月のアーカンソー選手権(3位)以来となるトップ10入りを果たした。強風が吹き荒れた難しいコンディションの中、71のスコアを4日続けた今大会を振り返り「集中を切らさずにできたと思う。4日間アンダーパーで回れたのは大きい。我慢強くプレーすることはできた」とうなずいた。

 ひたすら耐えて少ないチャンスを生かした。3番は風が弱まったタイミングでピン左1メートルに運んでバーディー。パー5が続く13、14番はともに堅実にフェアウエーに刻み、3打目とパットの精度で伸ばした。「2つ取れたのは自分を褒めてあげたい」と自賛した。

 一方で反省も忘れなかった。「最終ホールの3パット(でボギー)。自分の中で凄く悔しい。もう少しいけたという気持ちが交錯している」。後半パットがショートする場面が目立ったのも課題だ。狙うのはあくまで12年のセーフウェー・クラシック以来の米ツアー2勝目。復活への兆しを見せた宮里美は「気持ちを新たにやっていきたい」と次の戦いをにらんだ。

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2015年4月20日のニュース