ジャマイカ人父持つケンブリッジがV「桐生に近づけるように」

[ 2015年4月20日 05:30 ]

ケンブリッジ飛鳥(左)に敗れ、塚原(中)と同じ2位の表彰台に上がる桐生

織田記念国際陸上最終日

(4月19日 エディオンスタジアム広島)
 男子100メートルは、ジャマイカ人の父を持つ21歳のケンブリッジ飛鳥が10秒37で雨中のレースを制した。60メートルを過ぎて「行けると思った」とグングン加速。桐生を抑えての勝利に喜びは大きかった。「(桐生の)テキサスの9秒87に凄く刺激を受けた。どれだけ勝負できるかと思っていた。9秒台に一番近い選手なので、そこに近づけるようにまた頑張りたい」と声を弾ませた。

 オフの取り組みが成果として表れた。故障で戦線を離脱していたこともあって、トレーニングに精を出した。その結果、体重は昨年比5キロアップの77キロになり、走りに力強さが増した。自己ベスト10秒21のスプリンターは「11カ月ぶりのレース。ケガをしないという気持ちで、高望みをせずに試合に入った」と、結果に満足。無欲さも好走につながった。

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2015年4月20日のニュース