照ノ富士志願の“2部稽古”大関視野で精力的

[ 2015年4月20日 05:30 ]

ぶつかり稽古で稀勢の里に胸を出す照ノ富士(右) 

 大相撲の茨城・水戸巡業が19日に行われ、関脇・照ノ富士(23)が志願の“2部稽古”を行った。現在、幕内力士による巡業の朝稽古は2つのグループが順番に申し合いを行う制度となっているが「勢いでいっちゃった」と両グループの稽古に参加。1組目では妙義龍や誉富士らに12勝4敗、2組目では高安と貴ノ岩に4勝3敗だった。幕内最多の23番をこなし「稽古は好きじゃないけど、やりたくなっただけ」と説明した。

 春場所は13勝を挙げて白鵬と優勝争いした。次の夏場所(5月10日初日、両国国技館)で14勝や優勝などの好成績を残せば一気に大関昇進という可能性もある。嫌いな稽古を積極的に行う理由は「(大関に)上がる気があるから」と言う。春巡業の本格的な朝稽古はこの日で終了。尾車巡業部長(元大関・琴風)も「照ノ富士はその気になっている。大関に上がってやるという気持ちがあるから意欲も出る」と評価した。

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