トヨタ自動車　渥美Ｖ弾で宿敵を返り討ち

＜トヨタ自動車・ビックカメラ高崎＞２回裏　２死、渥美は本塁打を放ち歓喜に沸くトヨタ自動車

日本女子ソフトボールリーグ

（4月19日）
　ナゴヤドームで３試合が行われ、昨季優勝のトヨタ自動車がルネサスエレクトロニクス高崎からチーム移管１年目のビックカメラ高崎を１―０で撃破した。渥美万奈内野手（２５）の本塁打で奪った１点をモニカ・アボット投手（２９）が完封で守り抜いた。伊予銀行とペヤングも白星発進となった。

　＜トヨタ自動車＞アボットが被安打１なら、相手の上野も被安打２。息詰まる投手戦で唯一の失投を捉えたのは２回の渥美だ。「手応えはなかったので、二塁まで全力で走った。最高です」。右中間へのソロ。昨季決勝で破った宿敵を返り討ちにした。試合後は、トヨタ本社の豊田章男社長が祝福。「メディアの皆さんが盛り上げてくれれば、必ず五輪に復活しますから」。東京五輪での競技実施へ、福田監督は「こういう試合を１年間、続けていきたい」と誓っていた。