岩出玲亜 10代マラソン日本最高の快走、1度のチャンスで記録更新

[ 2014年11月16日 15:10 ]

<横浜国際女子マラソン>先頭集団で走る(左から)岩出、田中、キャロライン・ロティチ
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横浜国際女子マラソン

(11月16日 山下公園発着)
 初マラソンの岩出玲亜(19=ノーリツ)が健闘、2時間27分21秒で3位に入り、20歳未満の日本女子最高記録を更新した。これまでは00年長野マラソンで、堀江知佳(当時積水化学)が出した2時間29分12秒で1分半以上塗り替えてみせた。

 30キロ以上は初体験とあって「何回もきついところがあった。“我慢すれば楽になる”と信じてやりました」と踏ん張り、ゴール直前でロティチ(ケニア)をかわして表彰台に上った。

 ラスト5キロでトップグループから徐々に遅れたが、「斜め前に時計車がいて、きつかったけど(2時間)28分を切ろうと時計車を見ながら走った」と粘りを見せた。12月8日に20歳を迎えるため、10代で記録を作れる最初で最後のチャンスを見事にものにした。

 ハーフマラソンで1時間9分45秒の日本ジュニア最高の持ち主。2020年の東京五輪へ、世界と渡り合える逸材が力を発揮した。

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2014年11月16日のニュース