2度目マラソンで優勝の田中「うれしい」もタイムに満足せず

[ 2014年11月16日 14:58 ]

横浜国際女子マラソンで1位でゴールする田中

横浜国際女子マラソン

(11月16日 山下公園発着)
 2度目のマラソンで初優勝を果たした田中智美(26=第一生命)は、今回で最後となる大会に名前を刻み来夏の世界選手権(中国・北京)代表へ大きく前進した。

 20キロでペースメーカーが退くと、田中、岩出(19=ノーリツ)とケニア勢による先行争いが残り5キロまで続く我慢比べのレースとなった。最後は山下公園のゴール直前でオンゴリを振り切ってのゴール。田中は「トップで帰ってきたいと思って走った。うれしい。応援が力になった」とレース直後に喜びを表した。

 昨年のこの大会でペースメーカーを務め、マラソン初挑戦の3月の名古屋ウィメンズで先頭を争って5位に入った。ハーフでは全日本実業団を2度制しており、日本陸連が立ち上げたマラソン・ナショナルチーム9人の中の1人だ。同じ第一生命で11年に横浜を制した尾崎好美さんにも肩を並べた。

 2時間26分台というタイムには「これでは世界と戦えない」と、早くも貪欲に世界の舞台を見据えていた。

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2014年11月16日のニュース