いい経験、でも悔しい…錦織 敗因は「自分のテニスを変えてしまった」

[ 2014年11月16日 02:30 ]

ジョコビッチ戦で、ガックリした表情を見せる錦織(AP)

 男子テニスATPツアー・ファイナル第7日は準決勝が行われ、世界ランキング5位の錦織圭(24=日清食品)は同1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)に1―6、6―3、0―6で敗戦。07年のダビド・フェレール(スペイン)以来となる初出場での決勝進出はならなかった。

 【錦織と一問一答】

 ――惜しい試合だった。

 これもいいレッスン、いい経験になった。ただ、いい流れで来ていたので悔しい。

 ――試合展開を振り返って。

 1セット目はこてんぱんにやられた。こんなに差があるんだと感じたけど、2セット目は攻撃的にフォアで打っていってプレッシャーをかけられた。相手のリズムに狂いが生じていた。3セット目は相手が世界No.1だと意識しすぎてしまった。

 ――第3セットの第1ゲームで2本のブレークチャンスを逃した。

 あのゲームが一番のキーポイントだった。あそこを取れずに少し焦ってしまって、それを引きずったことが彼(ジョコビッチ)をカムバックさせた理由のひとつ。このままじゃ勝てないと思って自分のテニスを変えてしまったのが敗因。無理をしなくてもチャンスは生まれたと思う。

 ――来季に向けて。

 ジョコビッチ、フェデラー、ナダルの3選手はまだ上にいる。この選手たちに勝てるようにもっと意識してやりたい。いいトレーニングをして、ケガを治して、いいスタートを切りたい。

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