錦織 決勝進出ならず…ジョコビッチから今大会初セット奪取も

[ 2014年11月16日 00:41 ]

ジョコビッチ戦でリターンする錦織圭(AP)

 男子テニスの今季最終戦、ATPツアー・ファイナル第7日は15日、ロンドンのO2アリーナで行われ、世界ランキング5位の錦織圭(24=日清食品)は準決勝で同1位のノバク・ジョコビッチ(27=セルビア)と対戦し、1―6、6―3、0―6で敗れて初出場での決勝進出を逃した。

 1次リーグA組で3試合全てストレート勝ちと圧倒的な強さを見せているジョコビッチを相手に、第1セットの第3ゲームまではお互いにサービスゲームをキープ。しかし錦織は第4ゲームでブレークポイントを握られ、30―40からボレーがアウトとなって先にブレークを許してしまう。ゲームカウント1―4で迎えた第6ゲームではデュースと粘ったが、錦織のバックハンドのリターンがアウトとなり、ジョコビッチがブレーク。このセットはわずか23分で、ジョコビッチが6―1で先取した。

 第2セット、錦織は第1ゲームはミスが出てブレークを許したが、第2ゲームはジョコビッチがダブルフォールトを犯して錦織がこの試合初のブレーク。錦織は徐々に調子を取り戻し、その後はお互いにサービスゲームをキープする。ゲームカウント4―3とリードして迎えた第8ゲーム、錦織はフォアのショットを鮮やかに決めてブレークに成功すると、続く第9ゲームではサービスエースを決めるなど危なげなくキープ。この大会でジョコビッチから初めてセットを奪い、ファイナルセットへと持ち込んだ。

 第3セット、錦織はミス出て第2、第4ゲームをブレークされ、ゲームカウント0―5と一方的な展開に。第6ゲーム、最後はダブルフォールトを犯してしまいゲームセット。錦織の今季のツアーの戦いは終了した。

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