土居に大きな1勝 3年ぶりに初戦を突破

[ 2014年6月23日 21:26 ]

女子シングルス1回戦でリターンする土居美咲

第128回ウィンブルドン選手権

(6月23日 オールイングランド・クラブ)
 テニスの四大大会第3戦、第128回ウィンブルドン選手権は23日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで開幕し、女子シングルス1回戦で土居美咲(ミキハウス)はエリナ・スビトリナ(ウクライナ)を6―4、6―1で下し、3年ぶりに初戦を突破した。

 左利きの土居が力強いフォアを生かした攻撃的テニスで3年ぶりの勝利を挙げた。初対戦となった世界ランキング35位の19歳、スビトリナを1時間10分で振り切り、ラケットを掲げてガッツポーズを繰り返した。

 速度の落ちる相手の第2サーブを効果的に狙い打ち、ミスを誘った。「サーブの質と組み立て」をテーマに「チャンスを確実に生かしたい」との言葉通り、勝負どころで安定感のあるストロークが光った。

 全仏オープンは1回戦負け。この日は第1セットの劣勢から巻き返す意地を示した。「昔から憧れの舞台」というテニスの聖地で自信をつかむ大きな1勝になった。

 ▼土居美咲の話 フォアを主体に自分のテニスができた。ウィンブルドンは四大大会で最も好きな舞台。本当にうれしい。3年前の勝利は勢いだけだった。今回は経験を積んで勝てたのが大きい。(共同)

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