北島 代表落ちも「残念感はない」「引退宣言ないッス」

[ 2014年6月23日 05:30 ]

<ジャパンオープン>男子200メートル平泳ぎ予選終了後の囲み取材で険しい表情を見せる北島

競泳 ジャパン・オープン最終日

(6月22日 東京辰巳国際水泳場)
 男子200メートル平泳ぎに出場した北島康介(31=日本コカ・コーラ)が予選全体16位で決勝進出できず、日本代表入りを逃した。09年の休養を除けば、00年シドニー五輪以降代表落選は初。同種目は社会人1年目の小関也朱篤(こせき・やすひろ、22=ミキハウス)が2分8秒34の好記録で制した。男子100メートルバタフライに挑戦した萩野公介(19=東洋大)は52秒11で2位に入ったが、4種目無冠に終わった。

 「当分、引退宣言ないッス。それを言わせたいんでしょ」。200メートル平泳ぎのB決勝レース後、北島は肩で息をしながら笑った。予選全体16位で決勝進出を逃し、代表落選が決定。それでも100メートル中心に強化してきた中でB決勝では予選からタイムを上げた。「疲れた。寿命が縮まる」と漏らしつつも「日本代表に入れなかったことの残念感はない」と表情は晴れやかだった。

 今季の残り日程は未定で、来季に向けては「早めに(練習を)スタートしないといけない。去年、今年と休んだので、水泳と向き合い時間をつくって、問い直して取り組みたい」と目標設定から始める。さらに肉体改造プランも披露。「世界選手権のタイトルも五輪のタイトルも魅力的。それは変わらない。成し遂げてしまってるからこその?藤もある」。頂点を極めたキングが新境地へ足を踏み入れる。

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2014年6月23日のニュース