東京五輪組織委 大学生のパワーを五輪に!552校と協定

[ 2014年6月23日 17:35 ]

 2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、五輪教育の推進や人材育成のため、全国の大学や短大552校と連携協定を結んだ。東京都内で開かれた締結式には約270校が参加し、組織委の森喜朗会長が「大学生のパワーを20年大会に注入していただきたい。レガシー(遺産)として残る取り組みを期待している」とあいさつした。

 組織委によると、大学との協定は過去の五輪でも例がない取り組みで、1998年長野冬季五輪での「1校1国運動」に続く全国規模の活動を目指す。

 具体的な活動は各大学が今後計画するが、組織委は多岐にわたると想定。五輪の歴史や意義を学ぶ講座の開設や外国語大での通訳育成、大会全体で約8万人に上るボランティア育成の拠点となることを期待している。

 大学のスポーツ施設を外国選手団の事前合宿に活用し、運動部の選手が練習相手を務める構想もあるという。

 既に各都道府県から1校以上が提携を結んだ。提携校の一つ、早稲田大の鎌田薫総長は「各大学の強みを生かした多様な活動を行っていきたい」と語った。

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