愛ちゃん復帰2大会目&わかめ誕生日前祝い ダブルスV

[ 2014年6月23日 05:30 ]

女子ダブルス決勝、優勝を決めた福原・若宮(左)組が抱き合って喜ぶ

卓球荻村杯ジャパン・オープン最終日

(6月22日 横浜文化体育館)
 女子ダブルス決勝で福原愛(25=ANA)若宮三紗子(25=日本生命)組が、フェン・ティアンウェイ、ユ・モンユ(ともにシンガポール)組を3―1で撃破して優勝した。左足小指の疲労骨折から復帰2大会目だった福原は、本人もビックリの戴冠。女子シングルスの石川佳純(21=全農)は決勝で敗れ、初優勝には届かなかった。水谷隼(25=DIOジャパン)は岸川聖也(27=ファースト)と組んだ男子ダブルスを制したが、シングルスは準優勝だった。

 優勝が決まると、福原と若宮の笑顔がはじけた。ペアを組んでワールドツアー4大会目での初戴冠。昨年の世界選手権で銅メダルを獲得した強豪を撃破し、福原が「やっと念願の初優勝ができた。日本の観客の皆さんの前で優勝できてとてもうれしい」と言えば、若宮も「優勝できてうれしい」と声をそろえた。

 福原は若宮の1学年上だが、会見では福原が「若宮さん」と呼び、若宮が「愛ちゃん」と呼んだ。「あれは会見なんで…」と説明する福原は普段、若宮に「わかめ」とあだ名をつけてかわいがっている。若宮は23日が25歳の誕生日。「(若宮が)24歳最後の日に試合に勝てて良かった~」と福原。軽快なプレーで、パートナーに1日早いバースデープレゼントを贈った。

 左足小指の疲労骨折で5月の世界選手権を欠場した福原は今大会が復帰2大会目。「こんなに早く優勝できると思ってなかった。つらかったリハビリとかが吹き飛んだ感じがします」。今秋のアジア大会(韓国)、来年の世界選手権(中国)でもペアを組むことが濃厚。「もっと強くなれる」と自信を見せていた。

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