沙羅「2回目に巻き返せてよかった」 ソチへ弾みの逆転勝利

[ 2014年2月2日 01:53 ]

今季9勝目を挙げ、ガッツポーズで表彰台に向かう高梨沙羅

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は1日、オーストリアのヒンツェンバッハで個人第12戦(HS94メートル、K点85メートル)が行われ、ソチ五輪代表の高梨沙羅(クラレ)は1回目87メートル、2回目90メートルの計231・7点で優勝した。

 高梨は2011~12年のサラ・ヘンドリクソン(米国)に並ぶ、シーズン最多記録となる今季9勝目をマーク。1回目の2位から逆転しての栄冠に「1回目は自分の中で納得がいかないジャンプが出たので、2回目に巻き返せてよかった」と話した。初めて飛ぶジャンプ台だったため「2回目までに、もう一度助走を再確認して集中した」という17歳。欧州に入ってから「調子がいいわけではない」というが、それでも仕上げとなるW杯で結果を残し、開幕が迫ったソチ五輪へ弾みをつけた。

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