日本選手団が選手村で入村式 一校一国の生徒が出迎え

[ 2014年2月2日 19:19 ]

 ソチ冬季五輪の氷上競技会場が集まるソチの五輪公園の選手村で2日、日本選手団の入村式が行われ、橋本聖子団長以下、選手、役員合わせて19人を地元の第15番学校の生徒たちが出迎えた。

 ソチの学校では一つの国・地域を決めて応援する「一校一国運動」を実施しており、第15番学校は日本を担当する。曇り空での入村式では12~14歳の生徒約30人がコーラスグループの歌に合わせて手拍子やステップを踏み、式典の盛り上げに一役買った。

 同校は授業に茶道、生け花などを取り入れ、日本の伝統文化に親しむ。引率した教師のオリガ・ペトロブナさんは「日本は私たちにとって特別な国。とても尊敬している」と話し、12歳のイエゴル・ラブロフ君は「日本の選手に会えてうれしかった。ソチ五輪では日本を応援したい」と笑顔を見せた。

 スピードスケート女子で初出場の押切美沙紀選手(富士急)は五輪ならではのムードが新鮮なようで「地元の子どもたちからの応援があることは知らなかったけれど、とてもうれしい」と喜んだ。(共同)

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2014年2月2日のニュース