雅山涙「きつかった」大関スピード出世も8場所で陥落

[ 2014年2月2日 05:30 ]

次男・雅高くんの遺影を下げ二子山親方の断髪式に臨んだ長男・雅功くん

 雅山引退二子山襲名披露大相撲が東京・両国国技館で行われ、断髪式にはボクシングのIBF世界スーパーフライ級王者・亀田大毅(25=亀田)と父・史郎氏(48)、同じ茨城県出身の幕内・高安ら約270人が参加し、師匠の藤島親方(元大関・武双山)が大いちょうを切り落とした。

 二子山親方は、入門時の師匠で元横綱・三重ノ海の石山五郎氏がはさみを入れた際に涙を流し「きつかった」と振り返った。昭和以降最速の初土俵から所要12場所で大関に昇進したが、ケガに苦しみ在位8場所で陥落。昨年3月の春場所限りで引退した。昨年6月2日には当時1歳だった雅高ちゃんを亡くす不幸もあったが、この日は長男・雅功ちゃん(4)と最後の相撲を取った。既に部屋付きの親方として後進の指導をしており「これからも日本人の強い力士を育てたい」と抱負を語った。

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2014年2月2日のニュース