白井が世界体操報告会 金獲得「修学旅行に負けない旅になった」 

[ 2013年10月18日 10:13 ]

在校生らを前に、世界体操の報告をする白井健三選手

 ベルギーのアントワープで行われた体操の世界選手権男子床運動で「シライ」の名前が付いた新技を決め、日本史上最年少で金メダルを獲得した17歳の白井健三が18日、在学中の神奈川県立岸根高校で報告会に臨み、体育館で在校生ら約1000人を前にあいさつし「(沖縄へ)修学旅行には行けなかったが、自分も負けないくらい楽しい旅になった」と振り返った。

 記者会見では同級生らも出席し、担任の男性教諭が「普通の高校生」と話し、男子生徒が「接しやすいし、仲良くしてくれる。金メダルを取ってもいつも通り」と素顔を明かした。近く文化祭があるそうで「クラスで団結して楽しい思い出になれば」と笑った白井選手は今後に向け「(個人総合に必要な)6種目そろえられるようにしたい」と真剣な表情で言った。

 白井選手は床運動でF難度の新技「後方伸身宙返り4回ひねり」に成功し、国際体操連盟が「シライ」と命名した。9日に神奈川県の特別表彰を受け、15日に横浜市のスポーツ栄誉賞を受賞した。

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