深堀 あっシューズが…吉兆?ドタバタ劇で2差4位

[ 2013年10月18日 06:00 ]

スタート前、左足の鋲がないのに気づき、慌てて履き替える深堀

男子ゴルフツアー 日本オープン第1日

(10月17日 茨城県つくばみらい市 茨城ゴルフ倶楽部東コース=7320ヤード、パー71)
 ベテランの深堀圭一郎(45=フォーラムエンジニアリング)が好発進した。5バーディー、2ボギーの3アンダー、68で回り、首位と2打差の4位。03年大会(栃木・日光CC)以来となる大会2勝目を目指す。66をマークした片山晋呉(40=フリー)ら3人が首位に立った。

 1Wの素振りをした深堀が踏ん張りきれずによろめいた。スパイクの鋲(びょう)がすり減ったため2日前にスタッフに取り換えるよう依頼したが、戻ってきたシューズの左足には何と鋲が付いていなかった。普通なら嫌な予感がするところ。だが、終わってみれば68をマーク。「締めるところを締めて、いいラウンドだった」。首位と2打差の4位に充実した表情を見せた。

 実は優勝した03年大会の初日もドタバタがあった。スタート30分前に1Wのグリップに違和感を感じて急きょ取り換えた。「バタバタした時って何かある」とこの日も吉兆ととらえた。2番でバーディーを先行させ、10番までに4アンダーと勢いに乗った。ラウンド前のアクシデントで肩の力が抜け「全てを受け入れる」とミスを引きずらず、チャンスでは確実に決める集中力があった。18番パー5は247ヤードの2打目を2Uで2オンに成功。2パットのバーディーで締めくくった。

 ここまで賞金ランキング63位と不本意な成績が続いている中での好位置。「日本オープンというタイトルはいくつ獲ってもうれしい」と2勝目へ意欲をにじませた。

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