JSC、全柔連不正で指導者向けの助成を廃止

[ 2013年10月18日 12:45 ]

 日本スポーツ振興センター(JSC)は18日、東京都内で助成審査委員会を開き、全日本柔道連盟(全柔連)で指導者向け助成金の不正受給があった「選手・指導者スポーツ活動助成」を廃止し、選手だけを対象にした「アスリート助成」(仮称)を新たに設置することを決めた。近く募集を始め、2013年度から助成する。

 日本オリンピック委員会(JOC)と競技団体が推薦した選手が「トップアスリート」に指定されると年間240万円が支給される。新制度では渡し切りの奨励金で課税対象となる。指導者への助成は文部科学省などと協議した上で、再開を検討する。

 全柔連は指導実態のない関係者が助成を受けるなど組織的な不正が判明し、問題のあった6055万円をJSCに返還した。

 13年度の追加配分では、東京開催が決まった20年五輪の招致活動にさらに2億7500万円を助成する。

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2013年10月18日のニュース