国体成年男子は千葉2年ぶり3度目V 先鋒・石川が次々秒殺

[ 2013年10月8日 06:00 ]

 国民体育大会「スポーツ祭東京2013」第10日は7日行われ、柔道の成年男子決勝は千葉が宮崎を下して2年ぶり3度目の優勝を飾った。先鋒(せんぽう)を務めた全日本実業個人60キロ級王者の石川裕紀(25=了徳寺学園職)が次々に相手を秒殺し、チームに大きく貢献した。陸上の成年少年共通400メートルリレー男子で桐生祥秀(京都・洛南高)のいる京都は準決勝3組5着で敗退した。

 柔道成年男子は、石川が汗をかく間もなく、次から次へと相手を畳に転がした。準決勝からの3試合は8、30、21秒と合計で2分もかからずに全て一本勝ち。同階級では東海大の後輩の高藤が世界王者に輝いた。石川にとっては昨年、グランドスラム東京の決勝で敗れた相手。「後輩の活躍は、先輩としてはうれしいけど選手としては悔しい。早くリベンジをしたい」と12月のグランドスラムでの再戦に意欲を見せた。

 ≪康生監督が改革案≫男子代表の井上康生監督が20年東京五輪を見据えた改革案を口にした。現在は成年男子だけが47都道府県の各代表が出場し、それ以外の部門はブロック代表になっている。「7年後や長い先のことを考えるなら、少年の試合の場を広げていくことも必要になる」と高校生以下が出場する少年の部の充実を訴えた。

続きを表示

2013年10月8日のニュース