柔道女子の暴力指導で 園田前監督は登録停止1年半

[ 2013年10月8日 19:18 ]

 全日本柔道連盟(全柔連)は8日、女子日本代表での暴力指導問題で園田隆二前監督を1年6カ月、吉村和郎元強化担当理事を1年、徳野和彦元コーチを6カ月の指導者登録停止とする処分を発表した。

 東京都文京区の講道館で近石康宏専務理事らが記者会見した。園田前監督は1年数カ月にわたる暴力や暴言の内容、吉村元理事は「(現場の)最高責任者が黙認していた」(同専務理事)と管理責任が問われた。

 3人は公式の大会でコーチなどを務められない。ただし、全柔連の山下泰裕副会長によると、実業団や大学など所属先での指導は可能で、試合会場への出入りも認められる。

 暴力指導問題で戒告処分を受けた3人は2月に引責辞任した。この時期にあらためて罰する理由を、同専務理事は「当時の処分は理事会で決定しておらず、手続き上の問題があった」と説明。国際柔道連盟(IJF)は、戒告にとどまったことに不信感を示していた。

続きを表示

2013年10月8日のニュース