お台場の水質汚染を懸念 英紙報じる 20年五輪招致

[ 2013年8月30日 20:47 ]

 30日付の英紙タイムズは、2020年夏季五輪招致で東京がトライアスロン会場に予定するお台場海浜公園周辺の海水に安全基準を超える大腸菌が含まれ、水質汚染が懸念されると報じた。

 記事は競技が実施される8月に最も水質が悪化すると指摘。ことしと昨年の8月に測定された大腸菌の数値は、国際トライアスロン連合が定める大会開催基準値の上限の数百倍に達していたと伝えた。

 調査で東京湾に潜った大学教授が体調を崩した事例を紹介し「一晩中、下痢や嘔吐が続いた。大量の貝や魚の死骸があり、腐敗した物質が口から入ったのだと思う」とのコメントを掲載した。

 同紙の取材に対し東京招致委員会は、トライアスロンや水泳オープンウオーターの大会がお台場で開催され「問題が起きたことはない」と答えている。(共同)

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2013年8月30日のニュース