奈良 シード選手破り初出場で3回戦進出!足使って粘り勝ち

[ 2013年8月30日 06:00 ]

女子シングルス2回戦でソラナ・キルスチャを下した奈良くるみ

テニス全米オープン第4日

(8月29日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
 女子シングルス2回戦が行われ、世界ランク109位の奈良くるみ(21=大産大)は同22位で第19シードのソラナ・キルスチャ(22=ルーマニア)と対戦し、7―5、6―1で3回戦進出を決めた。28日の第3日は混合ダブルスの1回戦で、クルム伊達公子(42=エステティックTBC)はダビド・マレーロ(スペイン)と組み、ルーカス・ドロウヒー(チェコ)と鄭賽賽(中国)に2―6、6―0からのマッチタイブレークを10―4で制した。

 全米初出場の奈良がシード選手を相手に粘りのプレーで競り勝った。「いいボールを打つ選手。スピードある選手なので、それにうまく足を使って粘り強いプレーをすればチャンスは出てくるかなと思う」と話した通り、時折ロブショットを織り交ぜ、要所で鋭いフォアのクロスでポイントを重ねた。

 昨年から指導する原田コーチは「フォアの振りを小さく狭くすることでスイングスピードが上がった」と話し、地道に鍛えたフットワークと安定したストロークががっちりとかみ合っての全米2勝目。「予選から勝ち上がって1勝が目標だった。ここまで来たら、もう一つ頑張りたい」。ジュニア時代は国内大会を総なめにしたが、プロ入り後スランプに陥った。だが、腐らずに努力してきた成果が実を結ぼうとしている。

 ◆30日の全米オープンテレビ放送
 ▽WOWOWライブ 7・55~、24・00~

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2013年8月30日のニュース