2020年東京五輪招致へ出陣式 安倍首相、猪瀬知事ら決意表明

[ 2013年8月23日 18:26 ]

IOC総会に向けた出陣式で、2020年夏季五輪の東京招致成功を祈願し、気勢を上げる(前列左から)招致委の竹田恒和理事長、猪瀬東京都知事、安倍首相、森喜朗元首相ら=23日午後、東京都庁

 2020年夏季五輪の東京招致委員会は23日、開催都市が決まる9月7日からの国際オリンピック委員会(IOC)総会(ブエノスアイレス)に向け、東京都庁で招致成功を祈願して出陣式を行った。安倍晋三首相が「みんなが使命と責任を果たし、9月7日に『2020年、東京』というアナウンスを響かせようではありませんか」と決意を表明した。

 IOC総会の最終プレゼンテーションでの発言者も決まり、総会出席を正式に発表した安倍首相とともに猪瀬直樹東京都知事、竹田恒和招致委理事長、フェンシング五輪銀メダリストの太田雄貴選手、パラリンピック陸上の佐藤真海選手ら7人が大役を担う。

 出陣式には経団連の米倉弘昌会長や下村博文文部科学相も出席し、会場は約880人で埋まり熱気に包まれた。最後に「頑張ろう」を三唱して気勢を上げた。

 記者会見で猪瀬知事は「チームニッポンの結束力が増してきている。(総会では)揺るぎない自信を謙虚に示したい」と意気込みを語った。

 IOC委員でもある竹田理事長は「本当に勝負の時が来たな、と緊張感が高まっている」と心境を口にし、最終プレゼンでは「変化の大きな時代に、確実な五輪ができるということをさらに訴えたい」と力を込めた。

 東京はマドリード、イスタンブールと招致を争い、開催都市は9月7日夕(日本時間8日早朝)に発表される。ブエノスアイレスには招致委関係者を中心にスポーツ界、政財界から約100人の招致団が渡航し、招致委の主なメンバーは8月下旬に現地入りする。

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