体操暴力問題で会見 通報した選手と訴えられたコーチは複数

[ 2013年8月23日 06:00 ]

 体操の女子選手に対する暴力的な指導があったと日本オリンピック協会(JOC)の相談窓口に通報があった問題について、日本体操協会とJOCは都内で会見し、通報した選手と訴えられたコーチがともに複数いることを明らかにした。

 現段階ではJOC立ち会いのもとで当該指導者に対する聞き取り調査を行ったのみで、指導者側は暴力を否定している。

 今後は(1)体操協会の顧問弁護士による相談者への聞き取り調査(2)双方の言い分が全く異なる場合は法廷での事実確認あるいは体協が仲介役として調停を行うことを計画。プライバシー保護の観点から体操協会側に相談者の氏名は伝えられておらず、同協会の渡辺守成専務理事は「JOCに選手が駆け込むと守秘義務があるという理由で解決に時間を要する。JOCと各競技団体のあり方を整理すべき」と課題を挙げた。

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2013年8月23日のニュース