王者トヨタ、栃木に圧勝 最後の日本リーグ開幕

[ 2012年10月5日 22:42 ]

 バスケットボール男子の日本リーグは5日、東京・大田区総合体育館などで開幕し、2連覇を狙うトヨタ自動車は85―54でリンク栃木に圧勝した。東芝は三菱電機を73―68で破った。トヨタ自動車は第1クオーター序盤から伊藤らが着実にシュートを決め、リンク栃木を攻守で圧倒。前半で27点差をつけると、後半は余裕を持って逃げ切った。レギュラーシーズンは来年3月24日まで行われ、上位4チームがプレーオフに進む。来季は新リーグに移行するため、日本リーグとしては最後のシーズンになる。

 昨季、リーグと全日本総合選手権を制して名門復活をアピールしたトヨタ自動車の目標はもちろん2年連続の2冠。「新たなチャレンジ」と意気込んで迎えた開幕戦で、王者はリンク栃木を圧倒した。

 開始から力の差を見せつけた。安定したパス回しからフリーの選手をつくって着実に得点を重ね、リバウンドも支配。前半で45―18の大量リードを築き、早々と試合の大勢を決めてしまった。

 リーグ随一の選手層を生かし、選手を次々と入れ替えた。フレッシュな選手が相手にプレッシャーをかけ続ける守備は健在で、苦し紛れのシュートを何度も打たせた。

 シューターの岡田は「昨年以上に完成度の高いバスケットをしないと2冠はない」と言う。慢心などみじんも感じさせない開幕戦だった。

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2012年10月5日のニュース