土井 国体100メートル制すも「満足していない」

[ 2012年10月5日 19:35 ]

少年女子A100メートル決勝を11秒72で制し、2位の選手とタッチする土井杏南

 国民体育大会「ぎふ清流国体」が5日、岐阜県内各地で行われた。陸上では、ロンドン五輪代表の土井杏南(埼玉栄)が下馬評通りの強さを見せ、少年女子A100メートルを制した。自身の高校記録11秒43に程遠かったため「タイムは良くなかった。自分の中では満足していない」と喜びは控えめだった。

 「自己記録を更新する走りがしたかった」と意気込んだが、得意のスタートで出遅れた。それでも中盤から一気に加速して、後続を突き放した。同じ2年生でライバルの野林(熊本・九州学院高)に0秒09差をつけた。

 五輪では400メートルリレーの第1走者に抜てきされ、世界レベルを肌で感じた。「五輪を経験して、個人で世界と戦いたいと思った」と意欲は増すばかり。来年の世界選手権(モスクワ)では個人種目の出場を目指す。

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2012年10月5日のニュース