錦織、初の8強進出!「ここまで来たからには」

[ 2012年10月5日 06:00 ]

シングルスで8強進出を決め、声援に応える錦織

男子テニス 楽天ジャパン・オープン第4日

(10月4日 東京有明テニスの森公園)
 日本のエースが逆転進撃だ。世界ランク17位で第8シードの錦織圭(22=日清食品)はシングルス2回戦で、同125位のトミー・ロブレド(30=スペイン)を5―7、6―1、6―0で下し、この大会で初めて8強に進出した。また、フアン・モナコ(28=アルゼンチン)と組んだダブルス準々決勝ではストレート負けを喫し、4強入りはならなかった。

 第1セットを5―7で落とした錦織が第2セットから逆襲に出た。1―0からロブレドのサービスゲームをブレークすると、一気に6―1で奪取。最終第3セットは1ゲームも落とさずものにした。

 前に出る積極的なプレーを見せ「後半には満足している。うまく前に出て攻撃的にできた。勝ててホッとしている」と今大会初の8強進出に笑みを浮かべた。

 痛めている左膝には2、3日に続いてテーピングが施されていたが、影響を感じさせないプレーを披露。ロブレドは08年に世界ランク5位に到達した強豪だが、終盤は圧倒した。

 5日の準々決勝では世界6位のベルディハと激突。日本人初の4強へ「ここまで来たからには、もっと上を目指したい」と闘志を高めた。

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2012年10月5日のニュース