北島「涙とまらない」ライバルのダーレオーエンさん急死

[ 2012年5月2日 06:00 ]

昨年の世界水泳男子100メートル平泳ぎで優勝したダーレオーエンを祝福する北島(右)

 昨年の競泳男子100メートル平泳ぎ世界王者で、ロンドン五輪での北島康介(29=日本コカ・コーラ)の最大のライバル、アレクサンドル・ダーレオーエンさん(ノルウェー)が、4月30日に合宿先の米アリゾナ州フラッグスタッフで急死した。

 ノルウェー水連が1日に発表したもので、死因は心不全。26歳だった。ダーレオーエンさんは4月30日にホテルの浴室で倒れているところを発見され、搬送先の病院で死亡が確認された。

 北島は拠点の米国でダーレオーエンさんの訃報に触れると、自身のツイッターで「涙がとまらないよ」とつぶやき、悲しみに暮れた。昨年の世界選手権で完敗したロンドン五輪の最大のライバルの急死に「良き友、良きライバルであった彼の突然な死に驚いています。この1年、彼を目標にしてきました。五輪で戦えることを楽しみにしていたし、彼も五輪を楽しみにしていたと思います。まだ信じられません」とコメント。そのショックは大きかった。

 4月30日の現地午後7時50分頃、宿泊先のホテルで、シャワーが長いことが気になったチームメートが部屋に入ったところ、バスルームでダーレオーエンさんが倒れているのが発見された。チームドクターが駆けつけて蘇生措置を試みたが心臓は動かず、近くの病院に搬送された直後の現地の午後9時に死亡が確認された。

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