さあ五輪選考会　田中理恵「３人で行けたら」

ＮＨＫ杯に向け、笑顔で調整する田中理恵

　体操のロンドン五輪代表最終選考会を兼ねたＮＨＫ杯は４日、東京・国立代々木競技場で開幕する。２日は公式練習が行われ、女子で４月の第２次選考会トップの田中理恵（日体大研究員）は兄の和仁（徳洲会）弟の佑典（コナミ）と「３人で（五輪に）行けたら幸せ。両親にも最高の恩返しになる」と意気込んだ。

　７位の鶴見虹子（日体大）は「普通にやれば（５位以内の代表に）入れる」と２大会連続の五輪出場に自信を示した。

　男子首位の田中和は、４年前に北京五輪代表入りを逃し「４年間の集大成という気持ちでやりたい」と雪辱を誓った。

　五輪代表に決まっている内村航平（コナミ）は「（代表の残り４人が）どんな選手になるか楽しみにしながらやりたい」と言い、注目選手に野々村笙吾と加藤凌平の順大１年生コンビを挙げた。

　内村は最終日の５日の得点で決まるＮＨＫ杯の優勝争いで４連覇を目指す。