シャラポワら使用…テニスラケット「プリンス」が破産法申請

[ 2012年5月2日 23:19 ]

 テニスラケットのブランド「プリンス」で知られる米スポーツメーカーの「プリンス・スポーツ」と米国子会社は1日、連邦破産法11条(日本の民事再生法に相当)の適用をデラウェア地区の連邦破産裁判所に申請した。

 米メディアによると、負債総額は少なくとも6500万ドル(約50億円)。経営再建計画に基づき、ブランドは存続し、製品の供給は継続する。

 マリア・シャラポワ選手(ロシア)が昨年まで同社のラケットを使用したほか、マルチナ・ナブラチロワさん(米国)や日本の杉山愛さんらも愛用したことで知られる。

 同社は1970年代に創業したテニスラケットやボールの大手メーカー。金融危機後の景気低迷で経営環境が悪化し、ブランドの権利や中国事業の売却を目指したが交渉がまとまらず、破産法申請に追い込まれた。(共同)

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2012年5月2日のニュース