谷井 2度の警告で「びくびく」…9位に終わる

[ 2011年9月4日 06:00 ]

<世界陸上 男子50キロ競歩>日の丸を手に笑顔の(左から)荒井、森岡、谷井

陸上世界選手権第8日

(9月3日 韓国・大邱)
 アテネ、北京の両五輪に出場した谷井は、3時間48分3秒で9位に終わった。

 20キロまでに警告を2度も受けて、その後は「びくびくしながら歩いた」という想定外の展開。3度目を受けた時点で失格となるだけに、体が硬くなったという。ただ、森岡と同じで20キロすぎには18位まで転落したが、徐々に巻き返して9位まで浮上。4度目となる世界選手権で自身初の1桁順位となったが「力は出し切れたが、入賞に届かなくて悔しい」と話した。

 ≪荒井 自己ベストで10位≫世界選手権初出場の荒井は、3時間48分40秒で10位に入る健闘を見せた。自己記録を6秒更新し「16位以内を目標にしていたのでよかった。自己ベストまで更新できた」と二重の喜びをかみしめた。19キロ地点では森岡、谷井の2人が後退し、日本人のトップに立った。「欲を言えば入賞したかったけど、最低限はできた。入賞は次のロンドン五輪で」とさらなる成長を目指していた。

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2011年9月4日のニュース