池田勇太 我慢して「最後にお土産をもらえた」

[ 2011年8月13日 08:47 ]

全米プロ選手権第2ラウンド

(8月13日 米ジョージア州ジョンズクリーク・アトランタ・アスレチック・クラブ(7467ヤード、パー70))
 最終9番で池田勇が満面に笑みを浮かべた。68打目は7メートルのバーディーパット。狙い通りに転がったボールがカップへ吸い込まれると、歓声と拍手に右手を上げて応えた。「欲をかかずに回れて、最後にお土産をもらえた」。予選通過を確実にしたこの日3つ目のバーディーだった。

 要所を押さえた勝負強い、池田勇らしい18ホールだった。2ホール目でボギーを打ったが、そこから我慢を重ねる。難しいパー3の15、17番を1パットパーでしのぎ、18番で極端にフックする10メートルのバーディーパットを沈めガッツポーズ。後半は何度かチャンスを逃したが焦らず、最後のバーディーで鬱憤を吹き飛ばした。「無駄なボギーを打たなかったら、おのずとこういうスコアになる」と胸を張った。

 前週のブリヂストン招待はパットの不調からスコアを崩したが、1週間で立て直した。7月の全英オープン選手権に続くメジャー大会での決勝ラウンド進出。石川遼や藤田らが苦戦するのと対照的に、持ち味を発揮した。「まだ予選が終わっただけ。あと2日、どう戦っていけるか」。いつもの強気な口調で残り2日の勝負をにらんだ。(共同)

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2011年8月13日のニュース