スエマエ初メダル!日本勢34年ぶり決勝進出にあと1勝

[ 2011年8月13日 06:00 ]

4強進出を決めガッツポーズで喜ぶ末綱(右)、前田組

バドミントン世界選手権女子ダブルス準々決勝 末綱聡子、前田美順組2―0メイリアナ・ジャウハリ、グレイシア・ポリー組

(8月12日 ロンドン)
 バドミントンの世界選手権第5日は12日、ロンドンで行われ、女子ダブルス準々決勝で北京五輪4位で第3シードの末綱聡子、前田美順組(ルネサス)がメイリアナ・ジャウハリ、グレイシア・ポリー組(インドネシア)に2―0で勝ち4強入り。3位決定戦はないため初のメダル獲得が確定した。

 日本勢のメダルは07年大会同種目銅メダルの小椋久美子、潮田玲子組ら以来。末綱、前田組は13日の準決勝で日本勢34年ぶりの決勝進出を目指す。

 念願のメダルに手が届いた。北京五輪で4位に入り、小椋、潮田組に代わる日本のトップペアとなった末綱と前田。主要大会ではあと一歩でメダルを逃してきたが、ついに壁を突破した。

 「三度目の正直ということで、メダル獲得は素直にうれしいし、喜びたい」。昨年まで2年連続8強だっただけに末綱の声が弾んだ。相手のペアには過去3戦全てストレート勝ち。自信を持って臨み、持ち味の守備力を発揮し長いラリーから点を重ねた。第2ゲームは9―12から6連続得点で、主導権を取り戻した。

 北京五輪は3位決定戦、昨年の広州アジア大会はベスト8で敗退した。しかし、今大会は準決勝まで強豪中国勢と対戦しないという組み合わせに恵まれた。前田は「相手も中国と当たらない。どちらもチャンスだったが、それをものにできた」。五輪前年に勲章を手にした「スエマエ」が勢いに乗って準決勝に臨む。

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2011年8月13日のニュース