賞金全額寄付の理由は…遼くん「援助できる立場と自覚した」

[ 2011年4月12日 17:55 ]

 約2カ月の米国遠征を石川遼は、笑顔で振り返った。

  ×  ×  ×  

 ―今の心境は。

 「最終日を終えてからマスターズの4日間のことをずっと考えていた。やはり優勝争いをするためには、3日目に伸ばさないといけない」

 ―賞金を全額寄付する。

 「形ではなく一番は気持ちが大事だが、今回の損害、被害の大きさをテレビで見ると、手助けできる人がしないといけないとすぐに分かった。今、自分ができる立場にいるのも自覚した」

 ―地震の不安は。

 「何がどういう状況か分からない不安がある。一人の日本人として、なるべくたくさんのことを理解し、把握したい」

 ―日本ツアーが開幕。

 「試合に臨むからには、優勝を目指す。勝ち負けにこだわりたい。パットもショットも攻めまくった1年目を思い出してやりたい。どこまで攻められるかを追求したい」

 ―米国滞在中は調子が良くなかった。

 「2カ月間、あまりいい気分ではなかったが、くじけることなく練習したことが、マスターズでの結果を生んだ。いい練習ができているので、これから始まるシーズンを過去のどの年よりも楽しみにしている」

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2011年4月12日のニュース