角界“黄金世代”で幕内昇進一番乗りの琴勝峰「これからの方が大事」ライバルと出世争い

[ 2024年5月5日 18:38 ]

埼玉栄高同期の王鵬(左)と申し合い稽古を行う琴勝峰(撮影・前川 晋作)
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 大相撲の幕内・琴勝峰(24=佐渡ケ嶽部屋)が5日、千葉県松戸市の佐渡ケ嶽部屋で計15番取った。

 まずは平幕3人による申し合いで、出稽古に訪れた大栄翔(30=追手風部屋)と王鵬(24=大嶽部屋)を相手に12番。その後、兄弟子の大関・琴ノ若改め琴櫻(26)と連続で3番取った。「圧力ある人たちなので良い稽古になります」と充実感。再入幕から2場所連続で勝ち越しており「毎場所勝ち越しを続けていけるように頑張りたい」と夏場所(12日初日、東京・両国国技館)への意気込みを述べた。

 埼玉栄高相撲部同期の塚原改め栃大海(24=春日野部屋)が今場所新十両に昇進。この日出稽古に訪れた王鵬も含め同期3人が関取となり「おめでとうと声は掛けました。やっと、やっと…って感じですね」とうれしそうに話した。

 99年度生まれの同学年は計8人もの関取がいる“黄金世代”。大関・豊昇龍(立浪部屋)や先場所優勝の尊富士(伊勢ケ浜部屋)らそうそうたるメンバーだが、その中で新入幕が一番早かったのは琴勝峰だ。「同級生が活躍している中で、自分も食い込めるように頑張りたい。最初に(幕内に)上がったことはもう忘れて、これからの方が大事なので」とライバルたちとの出世争いを見据えた。

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