蒼国来ら引退届出さず…13日提出期限

[ 2011年4月12日 19:33 ]

 八百長関与を認定され、11日の日本相撲協会臨時理事会で引退勧告処分を受けた幕内蒼国来(荒汐部屋)と十両星風(尾車部屋)は12日、引退届を出さなかった。提出期限は13日午後5時まで。

 2人とも関与を判定した特別調査委員会の調査を不服とし、勧告には応じない姿勢。13日に引退届を出さない場合、解雇など、より厳しい処分が科される見通しだ。

 荒汐部屋関係者によると、蒼国来は解雇などの処分を受けた場合、力士としての地位保全を求めて東京地裁に仮処分を申請する意向。星風について、師匠の尾車親方(元大関琴風)は「一時の感情に流されないよう、本人に注意した。もう一回話をする」と、冷静な判断を求めた。

 八百長関与で引退届を出した元旭南海、元安壮富士、元若天狼がこの日相撲協会を訪れ、引退の手続きを行った。

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2011年4月12日のニュース