琴光喜への恐喝未遂 暴力団幹部に懲役2年

[ 2011年4月12日 17:47 ]

 大相撲の野球賭博事件で、元大関琴光喜から口止め料名目で現金を脅し取ろうとしたとして、恐喝未遂罪に問われた指定暴力団山口組系組幹部万谷里弘被告(37)に、東京地裁は12日、懲役2年(求刑懲役3年)の判決を言い渡した。

 判決理由で登石郁朗裁判長は「違法な賭博行為に関わった高位の現役力士の弱みに付け込んだ卑劣な犯行。要求額は8千万円と多額だ」と述べた。

 判決によると、万谷被告は、元力士古市満朝被告(38)=分離公判中、山口組系の別の組幹部安田善彦被告(46)=一審判決懲役3年4月、控訴中=と共謀。昨年3月、万谷被告が「野球賭博に関与した証拠がある。1億円で引き取れ」と床山を通じて元琴光喜に伝え、古市被告ら2人が元琴光喜に「8千万円は払ってもらう」と迫り、現金を脅し取ろうとした。

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2011年4月12日のニュース