ペースメーカーの経験生かした樋口「やるからには五輪目指す」

[ 2011年2月27日 17:35 ]

東京マラソン

(2月27日 東京都庁前~東京ビッグサイト)
 初めての42・195キロで樋口紀子(ワコール)が女子2位と健闘した。後半勝負の狙い通り、序盤に遅れても自らのペースを守った。ゴール手前で失速した渋井を抜き、日本勢トップとなった。「目標の(2時間)30分切りを達成できてうれしい」。大勢の報道陣の前で恥ずかしそうに笑った。

 1月の大阪国際女子でペースメーカーを務めた。15キロまで先導したことで「マラソンの雰囲気、選手の緊張感を味わえた」と振り返る。経験を生かし、落ち着いたレース運びで好結果を招いた。

 京都・立命館宇治高、立命大では駅伝などで活躍し、2008年にワコール入りした25歳。今後の目標を問われて「やるからには五輪を目指したい」と話した。

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2011年2月27日のニュース