サントリー 決勝進出&優勝へ“ニンジン”作戦

[ 2011年2月27日 06:00 ]

 ラグビーの日本選手権は27日、三洋電機―サントリーの決勝が行われる。

 9年ぶりの優勝を目指すサントリーは26日、43人全員が参加して調整。竹本主将は「ケガ人ゼロは体も心もタフになった証拠」と今季の進化を象徴する最終練習を終えて自信を見せた。ラグビー好きで知られる佐治信忠社長のボーナスも用意された。決勝進出でクラブハウスの筋トレルームの改装は決まったが、優勝なら9月にニュージーランドで行われるW杯観戦ツアーがプレゼントされる。守備の三洋VS攻撃のサントリーの対決を前にジョーンズ監督は「日本ラグビーの将来のためにもわれわれが勝たなければいけない」と話した。

 ≪ニュージーランドへ義援金≫日本協会の小倉会長は、来月29日に日本代表と親善試合を行うニュージーランドが大規模地震の被害に遭ったことを受け被災者に義援金を送る考えを明かした。同会長は「試合当日にファンの方々に募金をしてもらいたい。協会としては試合までに(義援金を)集めたい」と試合会場の国立競技場で募金を行う意向も示した。ニュージーランド協会からは来日するとの連絡が入っており試合は予定通り開催され、日本代表は犠牲者への哀悼の意を表し喪章をつけてプレーする。

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2011年2月27日のニュース