さくら 姉との競り合い制し海外ツアー初V

[ 2011年2月27日 06:00 ]

<アジア女子ツアー>優勝カップを手に笑顔を見せる横峯さくら

アジア女子ツアー夢屋ドリームカップ最終日

(2月26日 愛知県豊川市・平尾カントリークラブ(6302ヤード、パー72))
 首位スタートの横峯さくら(25=エプソン)がスコアを落としながら74で粘り通算8アンダーの208で海外ツアー競技初優勝を手にした。ボギーが先行し一時は7アンダーまで後退したが、姉・瑠依(28=加賀電子)との競り合いを制し1打差で逃げ切った。3打差の3位には米山みどり(34=山崎製パン)が入った。

 2日目までとは打って変わって最終日は苦しい展開だった。3打差リードでスタートした横峯は6番の3パットでボギーが先行すると、11番では姉の瑠依に並ばれ、13番では2位に後退した。

 コース内にはスコアボードがなく他の選手のスコアは分からなかったが「自分のプレーができず優勝できないんじゃないか」と不安が頭をもたげた。それでも何とか1打差で逃げ切り「2オーバーでも勝ててホッとしている」と笑顔を見せた。

 表彰式で2位の瑠依と並び「大会前から私が2位のワンツーフィニッシュになれればいいなあと思っていた」と、姉への気遣いものぞかせた。

 いよいよ来週は国内ツアーの開幕戦ダイキンオーキッド・レディース。米ツアーHSBCチャンピオンズで首位を走る有村や宮里藍ら米ツアー組も顔をそろえる。賞金女王奪回を目標にした戦いが始まる。最終日は74と乱れたが「パットの不調が原因。ショットは悪くないし、今オフの課題だった100ヤード以内(の精度)も手応えを感じているので問題はない」と開幕ダッシュに自信を見せた。

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2011年2月27日のニュース