有村 米ツアー初Vならず…ウェブに逆転許した

[ 2011年2月27日 17:05 ]

最終ラウンドでコースを回る2位の有村智恵

 米女子プロゴルフツアーの今季第2戦、HSBCチャンピオンズは27日、シンガポールのタナメラCC(6547ヤード、パー72)で最終ラウンドを行い、初日から首位だった23歳の有村智恵は71と大きく伸ばせず、通算12アンダーの276で1打差の2位に終わり、初優勝を逃した。

 1打差で出た36歳のカリー・ウェブ(オーストラリア)が69をマーク、2季ぶりに米ツアー通算37勝目を挙げ、優勝賞金21万ドル(約1700万円)を手にした。有村は13万2846ドル(約1100万円)を獲得した。

 昨年覇者の宮里藍は74と落として通算イーブンパーの14位だった。75で回った宮里美香は1オーバーの16位、77と崩れた上田桃子は10オーバーの47位だった。

 ▼有村智恵の話 攻めることができなかった。最後も(パットを)ショートし、課題の残るラウンドだった。2人(ウェブ、ヤニ・ツェン)がすごく良いプレーで、世界のトップと比較してまだ足りない部分があった。少しの差だが、この順位の差は大きい。あと1打というのはすごく大きい壁。でもすごく楽しかった。

 ▼宮里藍の話 4日間で一番タフなコンディションだったが、トータルで自分のゴルフができていた。ショット、パットともに感覚が良かった。次につながる。16番のイーグルが唯一の救いだった。(有村の優勝争いに)口から心臓が飛び出るかと思った。すごい弾みになると思う。簡単に勝つよりも学ぶことがいっぱいあったはず。

 ▼宮里美香の話 これまでの3日間と違い、うまくショットが打てず、パットも決まらず苦しいゴルフだった。藍先輩との久しぶりのラウンドは楽しかった。来週は(地元の)沖縄。ゴルフ自体はいい感じ。攻めのゴルフをしたい。

 ▼上田桃子の話 ゴルフにならなかった。だから、最後の2ホールはすごく気楽にやろうとしたら、その方がショットもパットも良く、ゴルフってそんなものかなと思った。マネジメントがうまくいかない1週間だった。(共同)

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