金庚泰 韓国人初の賞金王「正直しんどかった」

[ 2010年12月6日 06:00 ]

<日本シリーズJTカップ最終日>今年の賞金王に輝き、キャディー(左)と笑顔でボードを掲げる金庚泰

 【日本シリーズJTカップ最終日】金庚泰(24)が韓国人選手として初の賞金王に輝いた。外国人選手としても87年のD・イシイ(米国)以来2人目のタイトル獲得。「3年間でたくさん友達もできたし、あまり韓国人と意識しない環境でプレーできたのがこの結果につながった」と笑顔を見せた。

 07年に韓国ツアーの賞金王になり、地元のマスコミからその強さを称えられ“韓国の鬼”の異名を取るようになった。08年から日本ツアーに参戦し5月のダイヤモンド・カップでツアー初優勝を飾り一気に覚醒。「不安が消えて自信がついた」と今季は21試合に出場しすべて予選通過。優勝3回、トップ10入り15回の安定感で賞金を積み上げた。プレースタイルは「初日、2日目はまず様子を見る」と堅実さが持ち味。パーキープ率、パーオン率1位(別表)が示すように、飛距離がなくても隙のないゴルフを展開した。
 この日も65と追い上げ、通算10アンダーの5位で賞金王を争った池田、石川を上回った。賞金王争いを「正直しんどかった」と振り返りつつも、「来年もお互いにライバルとして、いい刺激を与える存在でいたい」と日本勢の壁となることを誓った。
 ▼9位丸山茂樹 今年は厄年だったし、パッとしない1年だった。オレも年とったねえ。下半身強化して出直しますよ。(連覇はならず今季は未勝利に終わる)
 ▼22位宮本勝昌 1年通してみれば頑張れた。藤田さんは41歳で年間1億超えを達成したんで、僕もまだまだ頑張らないと。(同じ芹沢信雄門下の藤田の優勝に感激)

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2010年12月6日のニュース