池田「最悪」V宣言叶わず…終盤崩れて5位

[ 2010年12月6日 06:00 ]

<日本シリーズJTカップ最終日>17番、3打目のアプローチショットが思うようにいかず、悔しそうな表情を見せる池田

 【日本シリーズJTカップ最終日】池田勇太(24=日清食品)の有言実行の逆転優勝はならなかった。前日に「この試合は絶対に勝って終わります」と宣言していたが、結果は目標とかけ離れた5位。賞金王にも届かず、賞金ランクも藤田に抜かれ4位で今季を終えた。「絶対勝つと言っていて勝てなかった。途中まで追い上げたのに最後は自滅。最悪のラウンドでした」

 4打差の3位でスタートした最終日、前半5バーディーの追い上げは迫力十分だった。6番で首位に並んだが、後半に入ると際どいパットがことごとく外れた。17番パー5を迎えた時点で首位と2打差。イーグルが欲しい大事な場面でティーショットを左にミスして望みは消えた。後半はバーディーなしに終わり「話にならない」と首を振った。
 優勝を逃した失望感から「この1年間やってきたことは何だったのかなという心境」と自分を責めた。それでも、賞金ランク上位3人を上回るシーズン最多の4勝を挙げたことは価値がある。「自分に“お疲れさん”とは言いたくない。あしたから来年のことを考えていかないといけない」。悔しさを刻み、来季は3年越しの賞金王の夢を追う。

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2010年12月6日のニュース