米ツアー席巻したアジア勢 全25大会で何と17勝

[ 2010年12月6日 10:32 ]

 米女子ゴルフは5日までのツアー選手権で今季日程を終了。最多の5勝を挙げる活躍を見せた宮里藍だったが、賞金女王や積算ポイントで決まる年間最優秀選手のタイトルには届かなかった。

 宮里藍は開幕2連勝を飾るなど6月までに4勝と前半に強さが際立った。ドライバーショットの平均飛距離は245・1ヤードで80位だが、パーオンしたホールの平均パット数が1・73で全体のトップ。パットのうまさが強さを支える。ただ、メジャー4大会では振るわなかった。首位と14打差をつけられての3位だった全米女子プロ選手権が最高で、優勝争いにも絡めなかった。

 宮里美は7月のエビアン・マスターズでの6位を皮切りに後半は1けた順位を連発。パーオン率も67・8パーセントとまずまずで、大崩れしにくい力をつけた。上田は、フェアウエーキープ率が102位、パット数も80位台と苦しんだ1年だった。

 全25大会中、宮里藍を筆頭にアジア勢が17勝をマークした。賞金女王の崔羅蓮(韓国)は16度も10位以内に入り、平均スコアも69・96でトップの安定感を見せた。年間最優秀選手となったヤニ・ツェン(台湾)はメジャー大会2勝と大舞台での強さが光った。(共同)

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2010年12月6日のニュース